社会福祉法人藤蔭福祉会 えい保育園は鹿児島県頴娃町にあり、一時保育や学童保育も行っております。

園長室からこんにちは 2025-5-13

5/1に宮脇小学校の平和学習にて、頴娃保育園の元主任でもある私の祖母・佐藤普子(現在95歳)が、戦争体験の講話を行いました。今年は戦後80年という節目の年でもあり、テレビ局の取材も入り、大きな関心が寄せられました。これまでも祖母から戦時中の話を聞く機会はありましたが、正直なところ、その出来事と祖母の年齢とがなかなか結びつかずにいました。しかし、「戦後80年」という言葉をきっかけに、「祖母は15歳のころに空襲や終戦を迎えたのだ」と実感をもって受け止めることができた気がします。

「防空壕で下級生の手を握りながら空襲をやり過ごした」

「死体の山を乗り越えて東市来の実家まで帰った」

そんな過酷な体験を、祖母は静かに語っていました。その姿を見ながら、自分が15歳だった頃の気持ちと重ねて想像する時間となりました。

講話の最後、祖母は子どもたちに「どんな遊びをしていますか?」と問いかけていました。その言葉に、戦争という過酷な状況の中で、友だちと一緒に遊ぶ時間が心の支えだったのではないか―そんな思いが胸に浮かびました。誰かと笑い合い、ときにはけんかをし、また仲直りする。そうした子ども同士の遊びの原体験を、園でも大切に育んでいきたいと思います。

・4/23には母親役員会を実施いたしました。ご多用の中ご参加いただき、ありがとうございました。その際、発表会の開催場所についてもご相談させていただきました。「ホールの方が場所の入れ替わりなど配慮してくれるので安心感がある」「中央温泉では場所取りが競争のようになってしまい、少し怖かった」といった率直なご意見をいただき、職員にとっても新たな視点を得る貴重な機会となりました。今後も、園の運営について皆さまからご意見をうかがう場面があるかと思います。その際には、ぜひ感じていることを教えていただけたら幸いです。

・5/31(土)の運動会に向けて、少しずつ練習が始まっています。

5/22(水)には父親話し合いを予定しております。係決めや運動会当日の運営についてのご説明など、お手数をおかけしますが、ご参加をよろしくお願いいたします。普段なかなか顔を合わせる機会の少ないお父さん同士の、交流の場にもなればと思っております。

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