
先月、種子島にある榕城小学校で行われた雅楽鑑賞会に出演させていただきました。私が所属している「雅友会(鹿児島の僧侶有志が集まり、雅楽を演奏する団体)」にご依頼をいただき、7名で伺いました。榕城小学校は、1学年40名ほどの規模で、宮脇小学校より少し大きい学校です。最初は、静かな雅楽の音色に少し眠たそうな表情も…。ところが、実際に楽器を触る体験になると、「全然音が出ない!」「楽譜が読めない!」と一変。目を輝かせながら、夢中になって取り組んでいました。「見ること」と「やってみること」は、やはり大きく違うのだと感じた時間でした。
帰りのトッピーからは、馬毛島がはっきりと見えました。遠くからでもたくさんのビルが見え、海の上の要塞といった様子です。現在、いわゆる「馬毛島バブル」と呼ばれる状況の中で、工事関係者が種子島で約6000人生活しています。その影響で住宅の契約更新時に家賃が2倍になるなど、生活が豊かになった方もいれば、生活が厳しくなった方もおり、大きな変化が生じているそうです。仏教に、こんな言葉があります。
「有田憂田。有宅憂宅。無田亦憂、欲有田。無宅亦憂、欲有宅。」
“田があれば田を憂い、家があれば家を憂う。
田がなければ田を欲し、家がなければ家を欲する。“
人は、状況が良くなっても、悪くなっても、別の悩みを抱え続ける存在なのかもしれません。だからこそ大切なのは、「変化しないこと」ではなく、変化にどう向き合うかなのだと思います。変わり続ける社会の中で、変化に対応し、自分なりに歩んでいく力を育てること。未来を生きる子どもたちに育んでもらいたい力だと感じました。
2月の豆まきが終わるとすぐ玄関にはひな人形が飾られます。この時期は正月から日本古来の行事が続き、華やいだ気持ちになります。すみれ組の卒園に向けての準備も少しずつ進んでいきます。
2/28 卒園児の小学6年生を招待しての交流会です。
6年間の成長をそのときの担任と共々にお祝いする意味で始めましたが、中学校前での顔合わせという意味でも助かるというお声を頂きます。例年、「久しぶり!」とエンジンがかかり始めるまで時間がかかります。
写真は、種子島の鉄砲館で撮影した火縄銃です。