
令和7年、今年は「戦後80年」という節目の年です。戦争を知らない世代の方が圧倒的に多くなりました。そんな中、鹿児島別院で行われた「非戦・平和の集い」に参加し、戦場カメラマン・綿井健陽(わたい たけはる)さんの講演を拝聴しました。綿井さんは、イラク戦争をはじめ、さまざまな戦地を取材し続けてこられた報道写真家です。講演のテーマは「戦場の破片」。綿井さんは実際に、戦場に落ちていた爆弾の破片を拾い、取材のたびに持ち帰ってきたといいます。
講演の中で、綿井さんはこんな場面を紹介されました。イラクの戦場で、傷ついた6歳の娘を抱えた父親が叫びます。
「ここに大量破壊兵器があるというのか?」「なんでこうなったんだ!」
あまりに過酷で、あまりに悲しい現実です。そしてそのとき、綿井さんは父親からこう詰め寄られたといいます。「日本はなぜ、この戦争に加担しているんだ?」現地では、私たち日本人が「戦争の当事者」として見られている現実があるのです。私たちは「知らないままに」戦争に関わってしまっていることがある——。その言葉に、強く胸を打たれました。
そんな中で、私たちは子どもたちに「戦争」をどう伝えていけばよいのか。
綿井さんは、「まず、大人が戦争について聞き、考えること。そしてそれを、それぞれの現場で伝えていくことが大切なのです。」
この言葉を胸に、日々子どもたちと過ごす現場に立ち続けていきたいと思います。
・年長児キャンプは、あいにくの天候のため、室内でのカレー作りとなりました。それでも、キャンプファイヤーや、アグリランド頴娃での遊びなど、子どもたちは大いに楽しみました。
盆パーティーは、午前中園内での実施といたしました。ご両親ともに参加をされていたご家庭が多かったかと思います。「こどもお店」では、子どもたちが金券を手にし、「どれを買おうか?」と悩む姿も見られ、微笑ましい時間となりました。
・夏休みの児童クラブには、常時35名ほどの子どもたちが参加しています。連日厳しい暑さが続いているため、午前中のまだ動きやすい時間にしっかり体を動かし、昼には長めの休憩・午睡時間を設けています。
また、プールなどの水遊びも取り入れながら、水の事故には十分注意を払い、子どもたちが安全に楽しく過ごせるよう努めています。